第98条 公示による意思表示、第98の2条 意思表示の受領能力
- 第98条【公示による意思表示】
-
1 意思表示は、表意者が相手方を知ることができず、又はその所在を知ることができないときは、公示の方法によってすることができる。
2 前項の公示は、公示送達に関する民事訴訟法 (平成八年法律第百九号)の規定に従い、裁判所の掲示場に掲示し、かつ、その掲示があったことを官報に少なくとも一回掲載して行う。ただし、裁判所は、相当と認めるときは、官報への掲載に代えて、市役所、区役所、町村役場又はこれらに準ずる施設の掲示場に掲示すべきことを命ずることができる。
3 公示による意思表示は、最後に官報に掲載した日又はその掲載に代わる掲示を始めた日から二週間を経過した時に、相手方に到達したものとみなす。ただし、表意者が相手方を知らないこと又はその所在を知らないことについて過失があったときは、到達の効力を生じない。
4 公示に関する手続は、相手方を知ることができない場合には表意者の住所地の、相手方の所在を知ることができない場合には相手方の最後の住所地の簡易裁判所の管轄に属する。
5 裁判所は、表意者に、公示に関する費用を予納させなければならない。
- 第98の2条【意思表示の受領能力】
- 意思表示の相手方がその意思表示を受けた時に未成年者又は成年被後見人であったときは、その意思表示をもってその相手方に対抗することができない。ただし、その法定代理人がその意思表示を知った後は、この限りでない。
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2010年3月19日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:総則-法律行為(90条~137条)
第21条 制限行為能力者の詐術
- 第21条【制限行為能力者の詐術】
- 制限行為能力者が行為能力者であることを信じさせるため詐術を用いたときは、その行為を取り消すことができない。
制限行為能力者が、あたかも自分が行為能力者であると相手方を誤信させるために詐術を用いた場合、制限行為能力者は、その行為を取り消すことが出来ないとする。
これは、詐術を用いた制限行為能力者への制裁、相手方の取引安全の観点より。
要件
制限行為能力者が、自分が行為能力者であることを信じさせるために詐術を用いたこと。
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2010年3月5日 | コメント/トラックバック(1) |
カテゴリー:総則-人(3条~32条の2)
第20条 制限行為能力者の相手方の催告権
- 第20条【制限行為能力者の相手方の催告権】
- 1 制限行為能力者(未成年者、成年被後見人、被保佐人及び第十七条第一項の審判を受けた被補助人をいう。以下同じ。)の相手方は、その制限行為能力者が行為能力者(行為能力の制限を受けない者をいう。以下同じ。)となった後、その者に対し、一箇月以上の期間を定めて、その期間内にその取り消すことができる行為を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。この場合において、その者がその期間内に確答を発しないときは、その行為を追認したものとみなす。
2 制限行為能力者の相手方が、制限行為能力者が行為能力者とならない間に、その法定代理人、保佐人又は補助人に対し、その権限内の行為について前項に規定する催告をした場合において、これらの者が同項の期間内に確答を発しないときも、同項後段と同様とする。
3 特別の方式を要する行為については、前二項の期間内にその方式を具備した旨の通知を発しないときは、その行為を取り消したものとみなす。
4 制限行為能力者の相手方は、被保佐人又は第十七条第一項の審判を受けた被補助人に対しては、第一項の期間内にその保佐人又は補助人の追認を得るべき旨の催告をすることができる。この場合において、その被保佐人又は被補助人がその期間内にその追認を得た旨の通知を発しないときは、その行為を取り消したものとみなす。
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2010年3月5日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:総則-人(3条~32条の2)
第6条 未成年者の営業の許可
- 第6条【未成年者の営業の許可】
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1 一種又は数種の営業を許された未成年者は、その営業に関しては、成年者と同一の行為能力を有する。
2 前項の場合において、未成年者がその営業に堪えることができない事由があるときは、その法定代理人は、第四編(親族)の規定に従い、その許可を取り消し、又はこれを制限することができる。
成年擬制(法律上、成年とみなされる)規定の一つ。
◆1項
成年擬制がみなされるのは、「その営業」に関してのみであるので、婚姻に関する成年擬制には及ばない。
◆2項
この場合の「取り消し」は撤回の意味であり、将来に向かってのみ効力を有する。
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2010年2月24日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:総則-人(3条~32条の2)
第5条 未成年者の法律行為
- 第5条【未成年者の法律行為】
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1 未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。
2 前項の規定に反する法律行為は、取り消すことができる。
3 第一項の規定にかかわらず、法定代理人が目的を定めて処分を許した財産は、その目的の範囲内において、未成年者が自由に処分することができる。目的を定めないで処分を許した財産を処分するときも、同様とする。
制限能力者たる未成年者を保護するべく、未成年者の法律行為について規定。
◆1項
法的代理人は、一次的には親権者(818条、819条)、親権者がいない、又は親権者が管理権を有しない場合は、未成年後見人(838条②)。
法的代理人は代理権、同意権、追認権、取り消し権を有する。
但し書きは、未成年に不利益にならない行為についての法定代理人の同意は不要という意。
ex.負担の無い贈与を受ける、債務の免除の受ける契約をする行為
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2010年2月24日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:総則-人(3条~32条の2)
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