意思表示のプロセス・種類

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意思表示・・・一定の法律行為に向けられた意思の外部への表明

例えば、「契約」という法律行為があります。契約は、「申し込み」と「承諾」一致で成立になりますが、この場合、「申し込み」は意思表示になります。

『~がほしい。買いたい』という意思を口頭なり手紙なりインターネットの申込ボタン等で売買契約の相手方に表示する、ということです。これは、法律要件の構成要素である法律事実の一つです。

意思表示の過程

意思表示のプロセス表

  1. 動機 → 「この冬は寒くなるだろうから、新しいマフラーがほしい」と考える。(ここは意思表示には含まれません)
  2. 内心的効果意思 → 「ネットショッピングで見たこのマフラーは暖かそうだからほしいなあ」と考える。
  3. 表示意思 → 「値段の手頃だし買おう」と考える。
  4. 表示行為 → ショッピングカートに入れてネット決済を済ます。

意思主義と表示主義

  • 意思主義・・・表意者の内心と表示が食い違う場合に、表意者の内心を重視する考え方。表意者保護に向く。
  • 表示主義・・・表意者の内心がどうであれ、実際に表示された内容を重視する考え方。相手方や第三者保護の向く。

この意思主義と表示主義のバランスは、表意者を保護(無効ないし取消し得る)すべきかどうか、取引安全の重視(有効)するかのバランスになります。

そこで法は、原則と例外規定を置き、原則無効とすれば、例外有効、あるいはその逆として、表意者保護と取引安全の保護のバランスをとっています。

原則 例外
心裡留保(93条) 表示主義(本文) 意思主義(但書)
虚偽表示(94条) 意思主義(1項) 表示主義(2項)
錯誤(95条) 意思主義(本文) 表示主義(但書)
詐欺(96条) 意思主義(1項 取消し得る) 表示主義(3項)
強迫(96条) 意思主義(1項 取消し得る) なし

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2011年5月17日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:法律行為

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